熊本の交通事故後遺障害(後遺症)専門!ムチ打ちや高次脳機能障害、可動域制限など後遺障害が残ったのに保険会社から治療打ち切りの通告、関節の可動域制限、申請したが非該当、などでお困りの方ぜひご相談ください。異議申立ても経験豊富。山下交通事故行政書士事務所。帯山オフィス。年中無休・問い合わせフリーダイヤル

 

 
 
 
 
 

むち打ち損傷と脳脊髄液減少症との関係

脳神経外科では、むち打ち損傷で長期に苦しむ被害者の訴えと脳脊髄液減少症の患者の訴えとが似ていることがわかり、 検査をした結果、多くのむち打ち損傷の被害者から髄液の漏れが確認されたことから、この関係に着目した治療が現在では行われています。

脳脊髄液減少症

脳と脊髄は、脳脊髄液の中にあり、脳はこの髄液の中に浮いた状態になっています。
脳脊髄液減少症は、脳と脊髄を満たしている透明な髄液が漏れ出し減少する病気です。髄液は、健康な成人で、常時180mlほどあるといわれ、減少すると脳 の位置が下がったり、血液で補おうとして脳の表面の静脈が拡張などし、頭痛、頚部痛、めまい、吐き気といった症状を起こします。交通事故によるむち打ちや スポーツによる外傷、出産、転倒などのショックで起こることが多いとされています。

脳脊髄液減少症の治療法

脳脊髄液減少症の基本的な治療は、横になり水分を1日に2リットル以上摂取することから始まります。これで脳脊髄液の生産を促し、漏れ出す部分に圧力がか からないことが期待でき、穴が塞がる可能性があります。これでも症状が改善しないときの治療法は、ブラッドパッチ療法といい、被害者自身の血液を漏れ出す 部分に注入(症状により、注入回数は異なります)し、血のりで穴を塞ぐ方法で、この治療がむち打ち損傷にも有効(ただし、効果がないケースもあり)とされ ています。

下記表で、3項目以上、3ヶ月以上継続し、立っている状態が特にひどく、横になると軽減する方は、脳脊髄液減少症を疑い、検査を受けられることをおすすめします。

項目 症状
痛み 頭痛、頚部痛、背部痛、腰痛、四肢痛
脳神経症状 めまい、耳鳴り、顎関節症(がくかんせつしょう)、視力障害、顔面違和感、味覚障害
自律神経症状 微熱、脈拍異常、動悸(どうき)、胃腸障害、手足冷感、発汗異常
大脳機能障害 記憶力・集中力・思考力の低下、睡眠障害、うつ
その他 倦怠感、リンパ節腫脹(しゅちょう)、内分泌障害

脳脊髄液漏出症(脳脊髄液減少症の一種)の治療法であるブラッドパッチに関して、平成24年5月17日、厚生労働省の先進医療専門家会議は、費用の一部が保険適用される先進医療に認めることを決定しました。
厚生労働省が告示する基準を満たした医療機関で、早ければ平成24年7月1日から患者負担が軽減されます。
先進医療に認められたことにより、ブラッドパッチ自体は保険適用外ですが、入院費用等が保険適用され、これまで30万円程度の患者負担が10万円前後になる見込みです。
(厚生労働省は、検査は保険適用になるとの見解を明示しています)。
ブラッドパッチ療法は、間隔を空けて2、3回継続しないと効果がでないケースが多く、治療期間は半年~1年に及びます。

むち打ち損傷と脳脊髄液減少症との関係を認める医師は、まだ少数とのことから、治療を受けられる病院は少なく(全国で50ヵ所程度)、また交通事故との因果関係についても、問題になることがあります。

症状が重い患者の場合、検査画像に脳脊髄液の漏出が映ることもあります。

実務的には残念ながら、立証してもまだ自賠責の等級としては14級になることが多いです。

熊本では機能病院がこの症例に対して熱心で、ブラッドパッチ治療なども行なっています。

 

 

 

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